かわいいお花だけどとっても強いヒメツルソバ

こんにちは、よつばです。
今回は、ピンクの金平糖のようなお花が可愛い、ヒメツルソバです。

道端や、石垣の間などにも見かけるこのお花。
みなさんも一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
日本国内では本州、四国、九州、沖縄と、多くの場所で見られます。

タデ科でツルソバにお花がにていることが名前の由来とか。(ちなみにツルソバは蕎麦とは別の種類で食べられません)
ほぼ年中お花を見せてくれますが、冬の寒い時期は根を残して地表部分は枯れてしまいます。
暖かくなると残った根からまた芽を出してくる多年草です。

ヒマラヤ原産のこのお花は、明治ごろロックガーデンに良いと輸入されました。
暑さや乾燥にも強いのでグランドカバーとして木の根元や石垣の間など芝生のように土をカバーしてきれいに見せてくれます。
直径5ミリほどの小さなピンク色の小花が咲いて、丸い葉っぱにはV字の模様が入っています。
葉っぱは秋に紅葉もしてお庭を賑やかにしてくれます。

そんな風に取り入れられたのですが、その強い生命力からすっかり野生化してしまい繁殖が進んでしまいました。
結果、生態系被害外来種と指定されてしまっています。
人間の都合で連れてこられたのになんだか理不尽ですよね。

子供の頃に、これを摘んで「はいママこれ可愛いからママにあげる」と言うと
道端のお花?と母は複雑な顔をしていましたが繁々と眺めて確かに可愛いね
と言ってくれたことも覚えています。
外来種と言ってもそれも人間の都合のような気もします。
かわいいお花として愛でることに罪はないはずですよね。